【ほとんどの成人がかかっている?】
歯周病とは、歯肉などの歯周組織が歯垢(プラーク)に含まれている歯周病菌に感染し、歯肉(歯茎)が腫 れたり、出血したり、最終的には歯が抜けてしまう、日本人が歯を失うもっとも大きな原因です。
◎原因
歯周病の原因となるのは「歯垢(プラーク・磨き残し)」に含まれる歯周病菌です。
◎症状
歯周病の状態歯周病は、初期の段階では、症状がわかりにくく、自覚症状が出た時には進行していることが多いため、日頃から予防することが大切です。 次のような注意すべき症状がありますので、ご自身でもチェックしてみてください。
1. 歯磨きの時に、歯肉から出血する
2. 歯肉が赤く腫(は)れている
3. 歯肉などから膿(うみ)が出る
4. 歯肉が痩(や)せて歯が長く見えたり、歯と歯の隙間が広がって物が挟まりやすくなる
5. 歯がグラグラする
このように、歯周病には、さまざまな症状があり、ひとつだけでなく複数の症状を抱えていることが多いので、気になる症状があれば歯周病を疑いましょう。
◎治療
歯周病の原因は歯垢(プラーク)ですので、日頃の歯みがきなどで磨き残しをなくして、口の中を清潔に保つことが大切です。歯ブラシ・歯間ブラシ・デンタルフロスなどを適切に使用して、定期的に歯科医院で歯垢や歯石を除去したり、 ご自身に合った磨き方の指導を受けることなどによって「歯垢を残さないこと」が、いちばんの歯周病予防で、歯周病治療の基本でもあります。