【だ液は、口の中を守っているって本当?】
口の中の「だ液」には、次のような働きがあります。
◎消化を助ける
噛んでいるうちに食べ物と混ざって(食べ物を)柔らかくして飲み込みやすくし、消化を助けています。
◎粘膜の保護
口の中の全体をおおって保湿し、口の中が傷つかないように保護しています。
◎再石灰化の促進
カルシウム・リンなどのミネラル分が多く、歯の修復作用があります。
◎細菌の繁殖を防ぐ
抗菌作用を持ち、細菌の増殖を防いでいます。
◎pH(ペーハー)の維持
食事後の酸性に傾いた口の中を中性にする働きがあります。
また、上記の他に、口の中だけでなく、老化の防止、がん予防など、全身の健康を守る役割をあわせ持っています。
しかし、年齢とともにだ液の水分量は減少してしまい、口の乾きだけでなく、味覚が鈍くなったり、口内炎・ムシ歯・歯周病になりやすくなったり、口臭の原因にもなります。
対処法としては、
・唾液腺マッサージ、舌の運動
・よく噛んで食べる
などがあります。
そのほか、ガム・梅干・レモン・昆布・納豆など、だ液が出やすい食品も摂り入れてみてください。