【ステイン、プラーク、歯石…】
「歯の汚れ」は、どれも同じだと思われがちですが、いくつかの種類があって、それぞれに特徴があり、気をつけなければならないことも違うため注意が必要です。
◎ステイン(着色汚れ)
主にお茶やコーヒーに含まれるタンニンなどの色素や、タバコのヤニ(ニコチン、タール)などが、歯の表面に付着したものです。
飲食や喫煙後、そのままにしておく時間が長いほど落ちにくくなります。飲食や喫煙後に、すぐに歯を磨くこと、ステイン除去効果のあるハミガキ粉を併用することで、汚れを付きにくくすることができます。
ステインはムシ歯の原因にはなりませんが、くすみや黄ばみの原因となりますので、日頃からしっかりと予防しましょう!
◎プラーク(歯垢)
歯の表面に付着する細菌の塊で、白色または黄白色の粘着性付着物です。主にムシ歯や歯周病の原因となり、増殖して大きくなっていきます。
下図のような付着しやすい部分を、しっかり磨くことが大切です!
◎歯石(しせき)
プラークなどの磨き残しが、時間とともに化石化したものです。プラークは歯磨きやデンタルフロスなどで除去することができますが、歯石になってしまうと歯科医院でスケーリング(歯石除去)を受けないと取り除くことができません。
歯石があると歯肉も不潔になって、炎症を起こしやすく歯周病の原因となりますので、下図のような付着しやすい部分を理解して、プラークをしっかりと落とすこと、定期的に歯科医院で歯石除去をすることが大切です!